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【欧州CL】絶好調Aマドリードがグリーズマンの2得点などで快勝、公式戦10連勝


アトレチコ・マドリードはホームでスロバン・ブラチスラバを3-1で下し、公式戦10連勝を成し遂げました。この試合でアントワーヌ・グリーズマンが2得点を挙げ、MVPに選ばれました。前半にはジョレンテのクロスからグリーズマンが頭で合わせて2点目を挙げ、後半にはコケからのパスを受けて追加点を記録しました。アトレチコはUEFAチャンピオンズリーグでグループステージ成績を4勝2敗とし、勝ち点12で11位に浮上。一方、スロバン・ブラチスラバは6戦全敗で敗退が濃厚です。今試合、アトレチコは攻撃的な4-4-2の布陣で臨み、ボール支配率を高めて試合を支配しました。ブラチスラバも反撃を試みるも追加点を奪えず、敗戦しました。

2得点を挙げたアトレチコ・マドリードFWグリーズマン(ロイター)

<UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL):Aマドリード3-1スロバン・ブラチスラバ>◇11日(日本時間12日)◇1次リーグ第6節◇マドリード

【高橋智行通信員=マドリード】アトレチコ・マドリードはホームでスロバン・ブラチスラバ(スロバキア)を3-1で下し、4勝2敗の勝ち点12とした。FWグリーズマン(33)が2得点を挙げ、チームは公式戦10連勝を飾った。

Aマドリードは公式戦9連勝中と絶好調で試合に臨んだ。負傷者0人とチーム状態は良好で、国内リーグは1試合未消化にもかかわらず、首位バルセロナと勝ち点3差の3位につける。欧州CLの1次リーグ成績は5試合3勝2敗の勝ち点9で15位とトップ8入りが視野に入る中、シメオネ監督は4-3の逆転劇を演じた3日前のセビリア戦からスタメンを1人のみ変更。グリーズマンとフリアン・アルバレスが前線でコンビを組む4-4-2で戦った。

スロバン・ブラチスラバは国内リーグで首位を走るが、欧州CLでは大苦戦。5戦全敗の35位で1次リーグ敗退が濃厚となっていた。バイス監督は週末のリーグ戦から先発メンバーを3人入れ替え、3-4-3で臨んだ。

Aマドリードは立ち上がりこそボールを相手に持たれたものの、時間の経過とともに主導権を握り、ピッチを広く使ってグリーズマンを中心にゲームを組み立てていく。対するSブラチスラバはディフェンスラインを5枚にしてAマドリードの攻撃に対抗した。

試合が動いたのは16分、リーノのパスをペナルティーエリア手前で受けたフリアン・アルバレスが素早く右足を振り抜き、ゴール右上隅にシュートを突き刺してAマドリードに待望の先制点をもたらせた。さらにリーノが立て続けにゴールを狙い、Sブラチスラバゴールを脅かしていく。

Aマドリードにボールをキープされる中、Sブラチスラバは26分にその隙を突いて鋭いカウンターを仕掛け、バルセグヤンがシュートを打つがクロスバーに阻まれた。

Aマドリードはその後も攻撃を続けていき、ジョレンテのミドルシュートとリーノのヘディングシュートはGKタカチュの好守に阻まれる。しかし42分、バリオスのロングパスをジョレンテが右サイドから折り返し、ゴール前に高く上がったボールをグリーズマンがヘッドで合わせて2点差にした。

Aマドリードはハーフタイムにバリオスを下げてキャプテンのコケを投入して後半をスタート。前半同様にサイドを広く使ってパスを丁寧に回し、3点目を狙っていく。Sブラチスラバは再び後ろに引いてカウンターを狙い、6分にペナルティーエリア内でラングレに蹴られて獲得したPKをストレレツが自ら決め、1点差にした。

しかしAマドリードはこの失点に気落ちすることなくすぐさま反撃。9分に華麗なパスワークからフリアン・アルバレスがシュートを打つも枠外。続く12分、コケのシュート性のパスをオフサイドラインギリギリのゴールから近いところで受けたグリーズマンが追加点を記録した。

再び2点リードしたAマドリードがそれ以降、ペースダウンしたことで、Sブラチスラバは終盤、攻撃に転じてチャンスを得るも、最後まで追加点を奪えなかった。

Aマドリードはグリーズマンの2ゴールとフリアン・アルバレスのゴールにより3-1で勝利し、公式戦10連勝を達成。欧州CLの1次リーグ成績を6試合4勝2敗の勝ち点12とし、11位に浮上した。一方、Sブラチスラバは6戦全敗で35位となっている。

また試合後、チームを勝利に導いたグリーズマンがMVPに選ばれた。

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