楽天からヤクルトへFA移籍した茂木栄五郎内野手(30)が10日、都内の球団事務所で入団会見に臨んだ。2年総額1億4000万円プラス出来高払いで正式契約。背番号は「8」に決まった。
紺のスーツ姿で登場。「まずは9年間楽天イーグルスでプレーできて、イーグルスの関係者の方、そしてファンの方々にはとても感謝しています。育てていただいたので、なんとか来年以降1軍で活躍している姿を見せられたら」と、古巣への感謝の思いを口にした。
続けて「自分のことを評価していただいて、獲得していただいたヤクルトスワローズさんにはとても感謝してますし、来年活躍した姿を見せて優勝に貢献できたらなと思っています」と決意を示した。
今季は代打を中心に46試合に出場し、打率2割6分5厘、1本塁打、8打点。代打では、25打数12安打で打率4割8分と勝負強さを見せたが「この3年ぐらいなかなか1軍で試合に出てなかったんですけど、その中でも見ててくださったり。小川GMからは『大学の時からずっと見てた』とおっしゃってくださって、必要としてくださっている気持ちがとても伝わった」。出場機会を求めて新天地での挑戦を選んだ。
茂木は桐蔭学園、早大を経て15年ドラフト3位で楽天に入団。ルーキーイヤーの16年から4年連続で100試合以上に出場するなど、遊撃のスタメンとして定着した。だが、近年は出場機会が減少。23年は8試合、9年目の今季は代打中心の起用で46試合の出場にとどまっていた。(金額は推定)