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カブスファン米国大使、佐々木朗希のメジャー移籍に「どのチームに来て欲しいか希望は言えない」


カブスの今永昇太投手は9日、東京の米国大使館で「グローバルエントリープログラム」の資格証書を受けた。日本はこの日、米国の同プログラムの18番目の公式パートナーとなり、米国旅行が一層スムーズになることが期待されている。 米国駐日大使エマニュエル氏は、日米の野球の重要性を強調し、来年のドジャースとカブスの日本での開幕戦にも言及。エマニュエル氏はカブスファンでもあり、今永との対面を楽しんだ。今永はスムーズな入国を期待し、過去にアメリカで経験した旅行トラブルを振り返った。 会見では、佐々木朗希投手のメジャー移籍についても話題となり、大使は歓迎の意を表した。グローバルエントリーは、事前審査で認定されると入国手続きの簡素化が可能になるプログラムで、会員資格は5年間有効。

グローバルエントリーに登録し笑顔をみせるカブスの今永。右はラーム・エマニュエル駐日米国大使(撮影・横山健太)

カブス今永昇太投手(31)が9日、東京都内の米国大使館で行われた「グローバルエントリープログラム」の記者会見に出席し、プログラムの会員資格証書を受けた。

米国はこの日、日本を18番目の同プログラム公式パートナー国としたことを発表した。米国旅行がよりスムーズになるプログラムで、エマニュエル駐日米国大使は「野球は日米で国民的娯楽。来年はドジャースとカブスの日本開幕戦もある。イマナガさんは背番号18ということもあり、象徴的な日になった」と歓迎。同大使はシカゴ出身でカブスファンとしても有名で、今永との対面を喜んだ。

今永は「これからぜひこの制度を利用したいと思います。スムーズに入国できれば、その後の時間も有効活用できる」と感謝した。米国旅行で困った経験を聞かれると、メジャー1年目の初めてのキャンプのために渡米した際のトラブルを告白。「サンフランシスコ経由でアリゾナに入ったんですけど、悪天候で6時間くらいディレイして、夜12時くらいに欠航になった。空港の中を歩き回って、宿を探した」と振り返った。

会見では、ロッテからポスティングシステムでメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手(23)についての話題も上がった。同大使は「アメリカに来ることを歓迎する。私は米国の大使であってカブスの代表ではないので、個人的にどのチームに来てほしいかという希望は言えないけれどね」と笑った。【水次祥子】

◆グローバルエントリー 米国税関、国境警備局が管轄するプログラム。事前審査を受けて認定されると、入国や税関の手続きを簡易に済ませることが可能になり、入国時の混雑を避けられるなどのメリットがある。事前審査は「トラステッド・トラベラー・プログラム」のウェブサイトで個人のアカウントを作成し、120ドル(約1万8000円)の手数料を支払う。会員資格は5年間有効。

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