<明治安田J1:横浜1-2名古屋>◇最終節◇8日◇日産ス
名古屋グランパスが最終戦で快勝した。
長谷川監督は「前節のホーム最終戦で勝って終われなかったフラストレーションを晴らす勝利。90分間、選手全員が戦った結果」とうなずいた。リーグ戦では9月28日以来、6試合ぶりの白星となった。
前半24分、右サイドから崩すと、こぼれ球をペナルティーエリア中央にいたMF和泉竜司がネットに突き刺して先制。後半26分には、交代出場した直後のFW山岸がこぼれ球に反応し、ゴール正面から右足で追加点を挙げた。
ラストゲームとなるはずだった正GKランゲラックがぎっくり腰のため急きょ欠場。それでも、リーグ戦は4月以来今季3試合の出場となったCK武田を中心に無失点で抑えた。
今季はルヴァン杯を制したものの、リーグ戦は15勝5分18敗の11位でフィニッシュ。ドローに持ち込めた試合が少なかったのではと指摘を受けた指揮官は「まさしくその通り。昨シーズンは引き分けが多すぎると言われ、今シーズンは引き分けが少なく負けが多すぎると言われた。来シーズンは勝ちが多いなと言われるように頑張りたい」と笑った。【奥岡幹浩】