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【町田】鹿島に1-3完敗、史上初のJ1初昇格1年目Vならずも黒田監督2年目も旋風巻き起こす


町田ゼルビアは鹿島アントラーズ相手に1-3で敗北し、初優勝の夢は消えた。町田は前半で3失点を喫するなど試合を優勢に進められなかったが、最終的にJ1で3位を確保した。黒田剛監督の指導のもと、堅守速攻スタイルでシーズン序盤から勝ち点を重ね、首位に立つ日もあったが、後半戦で失速した。結果、J1昇格初年度での優勝は逃したが、シーズンを通しての好調によって来季のアジアチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)出場の可能性も視野に入った。

鹿島対町田 前半、3失点目を喫しうつむく町田黒田監督(撮影・垰建太)

<明治安田J1:鹿島3-1町田>◇8日◇第38節◇カシマ

FC町田ゼルビアがアウェーで鹿島アントラーズに1-3と敗れた。初優勝の可能性を残していたが、勝利が最低条件となる中、前半だけで3失点する完敗だった。

前半6分にカウンターからFW師岡に先制点を奪われると、同16分には再びカウンターからMF樋口に追加点を喫した。早々に2点を追う展開にあって前半23分、左CKからデザインしたセットプレーでMF下田が鮮やかなゴールを決めて追いすがった。

しかし前半47分、またもカウンターからFW鈴木に突破を許し、1対1となったGK谷も阻むことはできず3失点目。この前半最後の失点が勝負を左右した。

黒田剛監督就任2年目。持ち前の堅守速攻スタイルで、序盤から勝ち点を伸ばし首位に立つと独走。前半戦をトップで折り返したが、後半戦で勝ち星を伸ばせず。9月から10月にかけて5試合連続未勝利(2分け3敗)が響き、一時は優勝戦線から脱落した。ただ神戸、広島が取りこぼしたことで、最終戦を残して首位の神戸に勝ち点3差。2位広島も含めた上位陣が敗れ、町田が勝利した場合は優勝を手にできる状況まで追いすがっていた。

史上初となるJ1初昇格1年目の優勝という偉業は達成できなかった。それでも試合終了のホイッスルが鳴るまで全力で戦い抜き、3位を確定させた。昨季のJ2優勝に続き、今季も最後まで優勝争いに絡むなどゼルビア旋風を巻き起こした。

これで来季のアジアチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)進出の可能性を手にした。25-26年のACLEは3枠で基本線は今季J1の1位~3位に当てられる。ただ現在戦っている24-25年のACLEにおいて横浜F・マリノスか、川崎フロンターレが優勝した場合、1枠目に入る。よって残り2枠はJ1優勝、準優勝チームが入る。

--【J1スコア速報】はこちら>>-https://www.nikkansports.com/soccer/news/202412040001502.html--

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