<J2昇格プレーオフ:富山2-2松本>◇7日◇決勝◇富山県総合運動公園陸上競技場
J3で3位のカターレ富山が同4位の松本山雅FCと2-2で引き分け、2014年以来、11年ぶりのJ2復帰を決めた。前半を0-2で折り返したが、後半にFW碓井聖生(23)の2得点で追い付き、規定により来季のJ2昇格を果たした。
0-2の後半35分、左からのクロスを碓井が頭から飛び込んで1点差に迫ると、試合終了間際には右からのクロスを再び碓井が頭で合わせて同点に追い付いた。
スタメンの平均年齢は25・0歳。J1に出場経験のある選手は1人もおらず、ベンチ入りメンバーを含めてもJ2出場経験があるのは先発したDF脇本晃成(30)ら3人だけだった。一方の松本はDF高橋祥平(33)、MF山本康裕(35)、MF安永玲央(24)らJ1出場経験者を7人そろえ、J2経験を含めると14人いた。選手個々の実績は劣っていたが、全員が一丸となって最後まであきらめずに走って追い付き、最後のJ2切符を手にした。
富山はJ3を制した大宮アルディージャ、2位のFC今治とともに来季J2に昇格。J2で18位だった栃木SC、19位の鹿児島ユナイテッドFC、20位のザスパ群馬が来季J3に降格する。