明治安田J1は8日、最終節が行われ、今季の覇者が決まる。最終節まで3チームに優勝の可能性があるのは10年ぶり。勝ち点69で首位に立つヴィッセル神戸の2連覇か、同68のサンフレッチェ広島が逆転で4度目の制覇か。同66のFC町田ゼルビアにも初優勝のチャンスが残されている。
最終節で首位神戸はホームで15位湘南ベルマーレに勝てば、勝ち点72で2連覇となる。1差で追う広島は神戸が引き分けるか敗れた上で、アウェーの8位セレッソ大阪戦に勝つと逆転優勝となる。
神戸が敗れた場合、2位広島は引き分けでも優勝が確実。町田に勝ち点69で並ばれても得失点差(広島31、町田22)で圧倒的に優位に立つ。
3位の町田は敵地の5位鹿島アントラーズ戦での勝利が必須。勝ち点69として、神戸と広島がともに敗れると得失点差で神戸を上回って、史上初となるJ1初昇格年での初優勝が決まる。
◆最終節決着 J1で最終節での優勝決定は横浜が川崎Fを振り切った22年以来だが、最終節まで3チームに優勝の可能性が残ったのは、1シーズン制(15、16年は2ステージ制)では14年以来10年ぶり。
14年は年間34試合制で、首位G大阪と2位浦和が勝ち点62で並び、3位鹿島が同60で最終節へ。最終的にG大阪が逃げ切って優勝を決めた。
05年は最終節を残して5チームに優勝の可能性が残る大混戦だったが、前節2位のG大阪が前節首位のC大阪を逆転して優勝した。
<明治安田J1最終節>
札幌-柏(14時・プレド)
鹿島-町田(14時・カシマ)
浦和-新潟(14時・埼玉)
東京-C大阪(14時・味スタ)
川崎F-福岡(14時・U等々力)
横浜-名古屋(14時・日産ス)
京都-東京V(14時・サンガS)
G大阪-広島(14時・パナスタ)
神戸-湘南(14時・ノエスタ)
鳥栖-磐田(14時・駅スタ)