<スペインリーグ:セルタ2-0マジョルカ>◇6日◇第16節◇エスタディオ・デ・バライードス
11試合ぶりに戦列復帰したマジョルカのFW浅野拓磨(30)について、現地紙は「何も貢献できなかった」と寸評した。
マジョルカは6日にアウェーで行われたスペインリーグ第16節でセルタと対戦。2カ月以上に及ぶ長期のけがから回復し、前節バルセロナ戦で久々のベンチ入りを果たした浅野は、この試合で9月17日のレアル・ソシエダード戦以来となる11試合ぶりの出場を果たした。
しかし、キャプテンのライージョが退場し、さらに追加点を奪われた直後の残り時間がほとんどない厳しい状況下での投入となったため、右サイドでプレーするも存在感を発揮することなく試合を終えていた。
スペイン紙アスはこの日の浅野について、「ハムストリングの負傷、さらに回復したと思われた時にけがが再発したことにより9月以降プレーしていなかった。後半39分にラリンと代わって出場したが、何も貢献できなかった」と評した。
スペインリーグ初年度に臨んでいる浅野は、今季ここまで7試合(先発4試合)、327分出場しているが、まだ得点、アシストともに記録していない。
暫定ながら6位と好順位につけるマジョルカはこの後、14日にホームでジローナ、18日にアウェーでヘタフェと対戦し、年内の全日程を終了する。
そして年明け後、1月最初の週末に国王杯3回戦(対戦相手、日時ともに未定)を戦った後、サウジアラビアに移動して9日に行われるスペイン・スーパーカップ準決勝でレアル・マドリードと対戦する。
(高橋智行通信員)