楽天ドラフト5位の早大・吉納翼外野手(22)が6日、仙台市内で入団交渉に臨み、契約合意した。契約金3500万円、年俸700万円。「ドラフトから月日がたって、これまでは実感が湧いてなかったんですけど、昨日の夜から今日の朝にかけて仙台に初めて来たので、やっと実感が湧いてきたというか、より一層気を引き締めてやらないとなと思いました」と話した。
同じ東京6大学リーグでしのぎを削ってきた、ドラフト1位の明大・宗山塁内野手(21)ともチームメートになる。「同い年なので負けてられないって思いつつも、同世代で楽天の勝利、日本一、優勝に自分たちで導ければなと思います」と共闘を誓った。
憧れの選手には早大の先輩にあたる、鳥谷敬氏、青木宣親氏、和田毅氏を挙げた。「長い現役生活を送れる選手になりたいので、同じ大学を出てる選手として同じような成績、負けられないというのはあるので、目指していきたいです」と力を込めた。
吉納について、井上純担当スカウトは「小郷のちょっとスピードない版。足に関しては。肩は同等だと思うんだけど、でも反対方向も飛ぶんで、打つ方に関しては負けてないのかな」と評価した。将来的には「率を残せて、ホームラン20発ぐらいはいってくれれば御の字かな」と期待を込めた。(金額は推定)