オリックス鈴木博志投手(27)が来季の登録名を「博志」に変更する。3日、大阪・舞洲の球団施設で1450万円増の年俸2700万円で契約更改後に発表した。「鈴木と呼ばれないし、呼ばれても反応できないこともあった。ファンの皆さまが親しみやすいように、下の名前で呼んでいただきたいのもあり、博志にしました」。
キャンプ芸人と同じカタカナの「ヒロシ」も考えたが「ちょっとふざけているかな」と却下。中日時代も鈴木翔太投手と同姓が2人だった時期があり「本当に鈴木と呼ばれなかった」と苦笑いした。
現役ドラフト加入1年目の今季は32試合で9ホールド、防御率2・97。救援の幅広い役割をこなして、倍以上の年俸をゲットした。「今年ダメだったらいいやくらいの覚悟で、欲を出さずにやっていたのが良かった」。趣味の絵画も球団がイラストグッズを発売するほどの個性派右腕。来季も無欲で貢献する。