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【阪神】山田脩也、甲子園に「山田シート」の夢プラン「活動積極的に」小学生招待するために鍛錬


阪神タイガースの若手選手、山田脩也が、兵庫県の小学校を訪れ「ゲストティーチャー」として児童たちと交流しました。山田は将来、甲子園に「山田シート」を作り、小学生を招待する夢を語りました。彼は1年目のシーズンを終え、2軍で102試合に出場し、守備で高評価を得ています。このような招待シートは、他の阪神選手も行っている社会貢献活動の一環であり、山田もこの活動を通じて野球人口の増加を目指しています。

ゲストティーチャーで小学校を訪れ、子どもたちと交流する阪神山田(撮影・前田充)

聖地につくるぞ山田シート! 阪神山田脩也内野手(19)ら若虎5選手が2日、兵庫・西宮市立高須西小学校を「ゲストティーチャー」として訪問。ゴムボールを使った野球形式のゲームなどで、小学5年生約60人の児童と笑顔で触れ合った。高い遊撃の守備力を武器に1年目の今季は2軍で102試合に出場。藤川監督が秋の高知・安芸キャンプから期待を寄せるネクストブレーク候補は将来、甲子園に「山田シート」をつくって小学生を招待する夢プランを掲げた。

阪神では近年、近本が20年シーズンから「近本シート」を設置して出身地の淡路市の小学生を招待する活動を行っている。山田も主力に成長すれば夢プランが現実味を帯びてくる。「小さい子は原石。いろんな経験をすることで今後の人生に絶対つながってくる。自分も将来的にそういう活動をしていきたいと考えています」と明かした。

冒頭で「甲子園に応援に行ったことある人?」と質問すると、1組目30人の中で、手が挙がったのはわずか3人…。仙台育英時代に全国制覇するなど、聖地を“庭”にしていた山田にとっては、寂しい現実でもあった。「甲子園は楽しい場所なので。野球人口が増えるためにもこういう活動を積極的にやっていきたい」と決意を新たにした。

2年目の来季は1軍デビューが目標だ。「まずは甲子園の1軍の舞台に立てるように頑張っていきたい」。甲子園の「山田シート」が満席になる日を夢見て、鍛錬を積む。【山崎健太】

◆山田脩也(やまだ・しゅうや)2005年(平17)8月20日生まれ、宮城県出身。仙台育英では遊撃手として2年夏から3季連続で甲子園出場。2年夏優勝、主将を務めた3年春8強、夏は準優勝。U18日本代表にも選ばれ世界一に貢献した。23年ドラフト3位で阪神入団。1年目の今季はウエスタン・リーグで102試合に出場し、打率2割1分7厘。7月のフレッシュオールスターにも選出された。来季年俸は現状維持の600万円。177センチ、71キロ。右投げ右打ち。

<主な甲子園招待シート>

◆佐野仙好 フェンス激突の大けがから復活。体の不自由な人からの激励にも励まされたとして、障がい者を球場に招待。

◆掛布雅之 自分の守備位置に近い三塁側の内野席に、子どもらを招待。

◆矢野燿大 兵庫県社会福祉協議会や出身の大阪府の協力で01年から設置。

◆桧山進次郎 矢野と同じく01年から設置。出身地の京都の府社会福祉協議会、兵庫県社会福祉協議会が招待先を調整。

◆藤川球児 現役時代の07年に設置。不登校の子どもらを招待。

◆久保田智之 09年から高槻市や、同市の体育協会、同市野球連盟の協力で設置。

◆城島健司 ダイエー時代の活動を甲子園で復活。加入初年度の10年から中学野球チームを招待した。

◆関本賢太郎 12年に設置。京阪神地区の児童養護施設あ母子家庭支援施設の子どもらを招待。

◆マートン 外国人としては異例の設置。児童養護施設の子どもらを招待した。

◆近本 地元の兵庫・淡路市民を招待するシートを20年から設置。

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