ヤンキースからFAとなり今オフの移籍市場で最大の目玉とされるフアン・ソト外野手(26)に対し、レッドソックスが総額6億ドル(約930億円)規模の契約オファーを提示したと28日(日本時間29日)、複数の記者が報じた。
かつてカブスのスペイン語版中継でアナリストを務めていたマイク・ロドリゲス氏は、自身のXで「ボストンの情報筋によると、ソトはチームのことを聞くためにラファエル・ディバースと1時間以上にわたって話し合った。年俸5000万ドル(約77億5000万円)前後の12年契約のオファーがあり、ソトはレッドソックス行きに興味を示している。現時点でレッドソックスは有力な移籍先候補」とリポート。総額6億ドルの契約オファーを提示されており、ソト自身もレッドソックスとの契約に興味を示し、同じくドミニカ共和国出身のディバースに相談していたと伝えた。
一方、この投稿に対しドミニカ共和国メディア「z101」のエクトル・ゴメス記者は「私は13年で6億2500万ドル(約969億円)だと聞いている」と、レッドソックスのオファーはさらに高額だと指摘した。
ソトは今季打率2割8分8厘、自己最多41本塁打、109打点、OPS.989を記録し、ヤンキースの15年ぶりのワールドシリーズ進出に貢献。レッドソックスの他にも今季所属したヤンキース、メッツ、ドジャース、ブルージェイズがオファーを提示したと報じられている。前日には、ヤンキースが当初のオファーに上乗せして再び条件提示したと伝えられた。ボラス氏が代理人を務めるだけに、最終的にどれほどの高額契約になるか注目されている。MLB公式サイトは、ウインターミーティングが始まる12月9日より前に契約が決まる可能性もあると伝えている。