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【ACLE】横浜快勝で16強へ前進 ブラジル人3トップを陰で支える献身的姿勢も見逃せない


横浜F・マリノスはアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の東地区1次リーグで浦項スティーラーズ(韓国)をホームで2-0で下し、16強進出に一歩近づきました。試合は前半41分にヤン・マテウスのゴールで先制し、後半50分にアンデルソン・ロペスがPKを決め、追加点を挙げました。その後PKを献上するもGK飯倉大樹がセーブし、完封勝利を飾りました。試合中、横浜はボール支配率で相手を圧倒しつつも、粘り強い戦いを見せました。特にブラジル人3トップの活躍が光りましたが、DF松原やMF小池といった他の選手たちの貢献も大きかったと報じられています。この勝利でマリノスは通算3勝1分1敗になり、現在グループで3位に位置しています。

横浜対浦項 後半、PKを決めた横浜Aロペス(左)にキスするハッチンソン監督(撮影・宮地輝)

<ACLE:横浜2ー0浦項(韓国)>◇27日◇東地区1次リーグ第5戦◇日産ス

横浜F・マリノスがホームで浦項(韓国)を2-0で下した。前半41分にFWヤン・マテウスのゴールで先制し、後半50分にFWアンデルソン・ロペスが追加点。最後にPK献上したがGK飯倉大樹がセーブし、完封勝利を収めた。通算成績は3勝1分け1敗で12チーム中3位に浮上、16強進出へまた1歩前進した。11月に入り公式戦4連勝とマリノスの勢いは加速している。

   ◇   ◇   ◇

ボール支配率は一時70%を超えた。横浜が立ち上がりから圧力をかけ、攻め立てた。相手陣内に押し込み、シュートを次々と放つ。ゴールを割れない時間が続いたが、焦らずにやるべきことを淡々と繰り返した。

待望の瞬間は前半41分、敵陣ゴール前でのボールカットからAロペス、ヤンマテウスとつないで先制点が生まれた。そして後半追加タイムの50分、相手のファウルで得たPKをAロペスが決めた。ハッチンソン暫定監督は「引いて守られ難しい試合だったが、どうやったら突破できるか、みんなが考えてプレーしてくれた」と満足そうに話した。

今季の公式戦59試合目。J1リーグ、天皇杯、ルヴァン杯、そして遠征が海外遠征が伴うACLが並行して行われた9、10月は15連戦をこなした。天皇杯準決勝でG大阪を相手に延長戦まで120分間を戦った後、中2日でリーグ戦に臨んだ。「過密日程は強いチームの証し」。選手たちは自らに言い聞かせて戦った。

天皇杯に敗れ今季の無冠が決まった。過密日程から解放された11月は、付き物が取れたように白星を重ねる。中10日で迎えた浦項戦。指揮官は「今シーズン初めてくらいの時間をもらえたので、競争力が上がるような練習ができた」。言葉通り躍動感を取り戻した。

とかくAロペス、ヤンマテウス、エウベルのブラジル人3トップが注目されるが、先制点の起点となったDF松原、ボール回収を続けるMF小池、テンポ良くパスを散らすMF山根、堅守のベテラン飯倉ら「エッセンシャルワーカー」の献身的な姿は見逃せない。

前回は決勝で涙をのんだ。アジアの頂点を目指す戦いはシーズンをまたいで続く。気負わず、おごらず、そして淡々と、マリノスは歩を進める。【佐藤隆志】

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