中日の選手会納会が愛知県内で開催され、新選手会長に藤嶋健人投手(26)が選出された。副会長には清水達也投手(24)、石橋康太捕手(23)が、役員には村松開人内野手(23)、田中幹也内野手(23)、松山晋也投手(24)が選ばれ、新会長をサポートする。
前会長の柳裕也投手(30)から10月に指名を受けた藤嶋は、球団との架け橋として動き出していた。「野手からバットの乾燥機器が欲しいと言われていたので、球団には伝えて、今動いてもらってます」。バットの反発力維持へ、バンテリンドームへの大型乾燥機器導入を直訴した。
「チーム、選手の要望を聞いて、それをしっかり球団に伝えて、それをなんとか実現できるようにしていきたい」。柳前会長もナイター後の夜食の整備などを訴え、実現させた。「ロッカーの雰囲気が毎年同じなので、流れも悪いんで、かっこよくして欲しい。サウナの水風呂も冷たくして欲しい」。契約更改の席でも、改革を提案したという。
優勝チームのビールかけの音頭取りは、選手会長やキャプテンが行うシーンが多い。「そういった音頭をとれるように優勝を目指して頑張りたい」。11年を最後にリーグ優勝から遠ざかる中日の新選手会長が、チーム一丸への旗振り役を担う。【伊東大介】