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【阪神】森下翔太がドジャース大谷翔平との対戦に胸躍らす「オオタニ・ショウヘイしか」


阪神タイガースの外野手、森下翔太(24歳)は、2024年3月に東京ドームで行われるMLB Tokyo Seriesでの試合を心待ちにしている。阪神はカブスと15日、ドジャースと16日に対戦予定で、森下は特にドジャースの大谷翔平との打撃対決に意欲を見せている。彼は大谷の打撃技術を学ぶために密着する意志を表明。彼にとって、これは自身の野球技術を更に向上させる絶好の機会と見ている。森下はプレミア12で侍ジャパンの4番打者として活躍し、今季もさらなる成長を遂げたいと考えている。この試合は、2026年3月のWBCに向けた日本代表選考においても重要なアピールの場となる可能性がある。森下は、ドジャースとの対戦は注目度が高く、そこで自分をアピールするチャンスを無駄にしないようにしたいと意気込んでいる。

森下翔太(2024年10月23日撮影)

オオタニサン、全部見ちゃいま~す! MLB Tokyo Series広報事務局が27日、阪神、巨人が米大リーグのドジャース、カブスに挑むプレシーズンマッチ開催を発表した。阪神は来年3月15日にカブス、同16日にドジャースと対決。いずれも東京ドームで正午に試合開始となる。プレミア12の侍ジャパンで全試合4番に座った阪神森下翔太外野手(24)はドジャース大谷翔平(30)との対戦を熱望。打撃技術を盗むためにベタ付きすることを宣言した。

   ◇   ◇   ◇

忘れられない。あのスイング、あの弾道。昨年3月の京セラドーム大阪。阪神はWBCに向かう侍ジャパンと強化試合を戦った。試合前のフリー打撃。森下はピンポン球と化した打球に、一塁ベンチ前であっけにとられていた。

「別格ですね。飛距離も。全部じゃないですか。(日本には)いないっす、いないっす」。試合では3ランを2本も浴びた。才木の低めフォークを、左ひざをつきながら中堅右まで運んだ衝撃弾は語り草。ルーキーだった森下の脳裏にも鮮やかに刻まれていた。

3月15日にカブス、同16日にドジャースと戦う。当時と今とでは状況がまったく違う。森下は阪神で2シーズンを戦い、リーグ優勝、日本一も経験した。24日まで戦ったプレミア12では大谷と同じ日の丸をつけて全試合4番に座った。侍ジャパン最多の9打点に、ベストナイン、最多得点と大会の顔になった。

技術の進化も2年で大きく進み、野球選手としてのステージは猛スピードで上がっている。森下は「目指すところ」とワールドクラスの選手になる将来像を描く。大谷の背中にもっと迫りたい。そのために、願ってもないチャンスが来年3月にやってくる。

「やっぱり“大谷翔平”を見てみたいです。他の選手はあんまり…普通っす。(大谷の)ピッチャーとしてではなく、自分はバッターとして見たいです。あのとき(昨年3月)は自分の知識があまりなかったので、すごい選手、としか見られなかった。今は自分の知識がついてきたので、もっと詳しいところまで見てみたい」。目をキラキラとさせてドリームマッチでの“密着”を宣言した。

世界に飛び出すための試金石になる。来季は26年3月のWBCに臨む侍ジャパンの選考対象になるシーズン。森下は日本の主力として世界一になるという夢も持つ。「ドジャースとやるということだけで注目度は高い。そこで何か光るものがあれば、目にとまって(WBC日本代表の)可能性があると思うので、貴重なチャンスを無駄にしないようにしたい」。底知れぬ可能性を秘めた24歳にとって、極上の刺激が待っている。【柏原誠】

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