日本ハム矢沢宏太投手(24)が26日、エスコンフィールドで契約更改交渉に臨み、今季年俸1500万円からアップ査定でサインした。「(球団から)『1年間、頑張った』って言ってくれたので、うれしいです」と笑顔を見せた。
今季は昨年11月に右手有鉤(ゆうこう)骨を骨折して手術を受けた影響もあり出遅れたが、春先は投手として昇格。中継ぎ登板した6月7日ヤクルト戦(神宮)でプロ初勝利を挙げるなど、17試合登板で1勝2敗3ホールド、防御率4・05をマークした。9月には野手として再昇格し、11試合出場で打率1割1分1厘、0本塁打、0打点だった。
契約更改交渉の席では球団から、投打のどちらかに絞るというような話は出なかった。「球団としてはたぶん、そもそもそういう考えはないというか、僕の最大限の力を発揮できるようにやっていくという感じです」。投打とも続けていく中で、来季へ向けては「外野手として開幕スタメンで出ることを第1目標にやっていきたいです」と話した。(金額は推定)