<スペインリーグ:ビルバオ1-0Rソシエダード>◇24日◇第14節◇サン・マメス
バスクダービーで先発したレアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(23)に対して、クラブの地元紙の評価は低かった。
Rソシエダードは24日にアウェーで行われたスペインリーグ第14節でビルバオに0-1で敗れ、リーグ戦の連勝が2でストップした。代表戦参加により3日前の国王杯1回戦ホベ・エスパニョール戦で招集外となった久保は、公式戦2試合ぶりにメンバー復帰。定位置の右ウイングで先発したものの、相手の厳しいマークに遭って持ち味を発揮できず、後半15分に交代となった。
Rソシエダードの選手に対するクラブの地元紙ノティシアス・デ・ギプスコアの採点は全体的に厳しいものとなった。久保については、「彼の交代は驚きだったが、良いパフォーマンスを発揮できなかった。彼が起点となったプレーで1度だけチャンスを得るも、いい位置でシュートをうまく打てなかった。中国で代表戦に出場したことでほとんど練習できなかったが、彼にはより多くのことが期待されていた」と寸評、チームワーストタイの1点(最高10点)をつけた。
レミーロがチームトップの5点。続いて、スビメンディとセルヒオ・ゴメスが4点、スベルディアとアゲルドが3点、ハビ・ロペス、スチッチ、オヤルサバルが2点、アランブルとバレネチェアが久保と並ぶチーム最低の1点。途中出場のブライス・メンデス、ベッカー、アイエン・ムニョス、エルストンドは採点なしとなった。
Rソシエダードのスペインリーグ成績は14試合5勝3分け6敗の勝ち点18で10位に後退した。久保の成績は14試合(先発10試合)、933分出場、3得点0アシストとなっている。
Rソシエダードはこの後、中3日の28日に欧州リーグ・1次リーグ第5節でアヤックス、その3日後の12月1日のスペインリーグ第15節でベティスとそれぞれホームで対戦する。
(高橋智行通信員)