阪神岩崎優投手(33)が24年度の「若林忠志賞」に24日、選ばれた。同賞は継続的に社会貢献活動やファンサービスに取り組み、優れた見識を持つ選手を球団が表彰する制度。球団創成期から活躍し、先駆者だったOB若林忠志氏の功績をたたえて11年に制定された。
岩崎は、球団OBの能見篤史氏の活動を引き継ぎ、21年より西宮市や地元、静岡市清水区の幼稚園、保育園や児童福祉施設などに、シーズンの登板数に応じた金額相当分の玩具を寄贈。子どもたちに夢を与える社会貢献、野球振興活動を継続的に行ってきた。
「今度訪問しますけど、喜んでる姿を目の前で見られることがやりがい。続けることが大事だと思ってるので、そういったことに重きを置いていきたいと思います」。今後も活動を続ける決意を述べた。授与式は25日の球団納会にて行われる。
◆若林忠志賞 11年に阪神球団が創設。現在も球団最多の在籍233勝を挙げ、社会貢献活動やファンサービス活動でも傑出した活動を見せた故若林忠志氏の功績をたたえた。選考基準は<1>継続して社会貢献活動に取り組んでいること<2>ファンサービス活動に積極的であること<3>選手として活躍するだけでなく野球人として優れた見識を持ち人望もあること。なお20年は、新型コロナウイルスのため表彰はなかった。