日本サッカー協会(JFA)の理事会が21日、都内で行われ、地域・都道府県サッカー協会、各種連盟に向けて、暑熱環境下におけるサッカー活動についての周知文書を発信した。
年々暑さが厳しくなる中で、JFAは16年から熱中症対策ガイドラインを作成し、安全確保に取り組んできた。
今回、新たに夏季における試合運営について各種連盟に周知文書を発信。「2025年度以降、JFAの主催・管轄する大会・リーグ戦・フェスティバル等は7月・8月は原則開催しない」。主催、管轄大会とは、U-18プレミアリーグ指導者、審判養成活動などが該当するという。
加えて「ただし、屋内・ナイター・冷涼地等において、熱中症対策ガイドラインに則し、事業に関わる皆さまの安全確保が十分に可能と判断できるような環境下であれば、事業を実施する場合がある」と余白を持たせた。北海道などの冷涼地であれば、柔軟に該当連盟が判断していく。
夏に行われる高校総体や全国中学校体育大会など、他団体主催大会については「安心・安全な環境が確保できるようカレンダーの調整や関係各所との協議を進めていく」とした。本年度から高校総体は、福島Jヴィレッジで固定開催するなど、高体連とも協力態勢を敷いている。今後も協議を続け、開催時期の大幅な変更も視野に入ってくるという。