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【ソフトバンク】城島健司氏が新設「CBO」就任 事実上のフロントトップ「ホークスを未来に」


ソフトバンクの城島健司氏が、2024年から新設される「チーフベースボールオフィサー(CBO)」に就任することが発表されました。福岡市内で行われた記者会見で、城島氏は小久保裕紀監督と共に王イズムの継承を強調し、ホークスの未来を担う意気込みを語りました。今後、城島氏は新外国人獲得調査や編成業務に全面的に関与し、小久保監督との緊密な連携を図ります。これに伴い、12年続いたテレビ番組からは降板することに決めたそうです。城島氏と小久保監督はダイエー時代からのチームメイトであり、過去の優勝経験を基に強力なタッグでチームを支えます。二人はホークスのリーグ連覇と日本一を目指し、協力しながら常勝軍団の形成に努めます。

CBO就任会見に臨んだ城島球団会長付特別アドバイザー兼チーフコーディネーターは抱負を語る(撮影・鬼束羽瑠菜)

ソフトバンクの城島健司会長付特別アドバイザー兼シニアコーディネーター(48)が21日、来年1月1日付で新設される「チーフベースボールオフィサー(CBO)」の就任会見を福岡市内のホテルで開いた。小久保裕紀監督(53)も同会見に出席。2人はダイエー時代に王球団会長の下で9年間ともにプレー。王イズムの継承をテーマに「20年後、30年後に王さんが作ってきたこのホークスというチームを未来につなげていきたい」と所信表明した。

今季は打撃、守備、投手など各部門のコーディネートを統括する役回りを担った。小久保監督とは月1、2回程度の意見交換だった。だが、来季からはCBOとしてシーズン中は毎日意見交換を行う予定。さらに、新外国人の獲得調査、トレード、ドラフトなど編成の業務すべてに携わる。事実上のフロントトップに位置づけられ、小久保監督との強力タッグで常勝軍団づくりを目指す。

会見では地元で12年間続いた「城島健司のJ的な釣りテレビ」の降板を明かした。「非常に残念ではありますけど、小久保さんと膝をつき合わせて話しをしないといけないので。(番組を)やりながらというのは厳しいです」と語った。球団編成によりコミットし、小久保監督との二人三脚でリーグ連覇と5年ぶり日本一に突き進む。【佐藤究】

◆城島健司(じょうじま・けんじ)1976年(昭51)6月8日生まれ、長崎県出身。別府大付(現明豊)から94年ドラフト1位でダイエー入団。強打の捕手として99、00、03年の優勝に貢献。05年オフにFAでマリナーズに移籍し、09年オフに阪神で日本球界復帰。12年限りで引退した。03年パ・リーグMVP。ベストナイン6度、ゴールデングラブ賞8度受賞。19年オフにソフトバンクの球団会長付特別アドバイザーに就任し、今季からはシニアコーディネーターを兼任している。現役時代は182センチ、89キロ。右投げ右打ち。

◆城島氏と小久保監督 小久保がダイエーに入団した1年後の95年に城島も入団。99年は主に4番小久保、5番城島でクリーンアップを組み、ダイエーのリーグ初優勝と日本一に貢献。00年もともに主力としてリーグ連覇を達成した。その後、小久保が03年オフに移籍するまで9年間同じチームで戦った。小久保がヘッドコーチとしてホークスに復帰した21年からは、球団会長付特別アドバイザーだった城島氏と、現場とフロントの立場で共闘する形になっている。

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