阪神藤川球児監督(44)は引き続き、大山の決断を見守る構えを崩さなかった。ゴルフ場で表情などを確認したというが「気心の知れた仲間で回っていて。僕自身もすごく選手同士の気持ちが分かる。そこは触れないようにはしています」と、選手と監督という立場だけに、特別なアクションは起こさなかった。
監督自身もFAでメジャー移籍した経験があるだけに、決断の重さや、この時期の心持ちはよく理解している。「FA権を行使してる状態で、彼が人生の岐路に立っているということは間違いないと思う。これ以上は僕たちが立ち入ってはいけないゾーンにいると思う。今の大山や原口に関しては、短い野球人生の中なので、本当にそっと見守るしかない。親のような気持ちかもしれないですね」と従来通りの姿勢を繰り返した。