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【DeNA】度会隆輝1年目終え1000万円アップの2600万円「野球脳を高くしていきたい」


DeNAの度会隆輝外野手が契約更改を果たし、年俸が1600万円から1000万円増の2600万円となった。ルーキーイヤーの今季は75試合に出場し、打率.255、3本塁打を記録した。複数球団の競合の末に1位でDeNAに入団し、開幕戦での同点3ランやセ・リーグ史上初の新人での開幕から2戦連発を記録するなど、鮮烈なデビューを飾ったが、途中で2軍調整も経験した。オールスター戦にも選出されるも、後半戦は1軍と2軍を行き来し、日本シリーズはベンチ入りせずシーズンを終える。度会は来季の目標を首位打者に設定し、準備に励む意向を示した。法政大学時代の仲間もチームに加わり、競争を通じて成長することを期待している。

契約更改会見に出席したDeNA度会(撮影・小早川宗一郎)

DeNA度会隆輝外野手(22)が21日、横浜市内の球団事務所で契約更改を行い、年俸1600万円から1000万円アップの2600万円でサインした。ルーキーイヤーの今季は75試合に出場して打率2割5分5厘、3本塁打。「この1年、たくさんのことを経験できましたし、良いところも悪いところも見つけることができました」と総括した。

華々しいビューだった。昨年のドラフトで3球団競合の末、1位でDeNAに入団。キャンプから1軍同行を続け、オープン戦では14年ロッテ井上以来となる新人での首位打者に輝いた。

「1番右翼」で開幕スタメンに名を連ねると、3月29日広島との開幕戦の第2打席、右翼席へ同点3ランを放ち、プロ初安打初本塁打を記録した。これが今季の12球団第1号だった。さらに続く30日の同戦でも右翼席に2ランを放ち、セ・リーグ史上初の新人での開幕から2戦連発を記録した。

しかし、5月に出場選手登録を抹消されて初の2軍調整。6月に再昇格して2番打者として17試合連続出塁など存在感を見せ、オールスターにもプラスワン投票で選出された。しかし後半戦は出場機会が減少し、1、2軍を行き来。CSでは出場がなく、日本シリーズは40人の出場資格者リスト入りはしたものの、ベンチ入りはないままシーズンを終えた。度会は「今年ははもっとやれたという気持ちが一番。来季の目標は高く、首位打者を取れるような活躍をしたい。その目標を達成できるように今のうちから準備していきたい」と掲げた。

来季は大学を経由した02年生まれの同い年もチームに加わる。「(法大でDeNA2位の)篠木選手、(四国IL・徳島でDeNA3位の)加藤選手は面識がある。うれしいですし、ライバルでもあるのでお互い切磋琢磨(せっさたくま)して頑張りたい」と歓迎した。

自主トレは昨年まで所属した社会人野球チームENEOSで行う予定。「調子の良い悪いがある中で、良い状態をどれだけ長くして悪い状態を短くできるか。ボールが見えてないと思ったら四球でも貢献できる。ただ打つ、振るではなく、野球脳を高くして、悪いなりのプレーをできるようにしていきたい」と調子の波によるブレを減らし、安定的な活躍を目指していく。(金額は推定)

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