全米野球記者協会(BBWAA)が20日(日本時間21日)、今季のサイ・ヤング賞受賞者を発表し、ア・リーグではアストロズからFAとなった菊池雄星投手(33)がメジャー6年目で初めて票を獲得した。
同賞は投票権を持つ記者30人が1位から5位までを選ぶ方式でポイント制で選出され、菊池は5位票1票が入り9位タイだった。投票したのはBBWAAカンザスシティー支部に属し、緻密なデータ分析で有名な米野球データサイト「ファングラフス」のジェフ・ジマーマン記者だった。
菊池は今季ブルワーズで開幕を迎え、トレード期限の7月にアストロズに移籍。2球団で32試合に登板し9勝10敗、防御率4・05、自身初の200奪三振となる206奪三振をマーク。アストロズ移籍後は10試合に登板し5勝1敗、防御率2・70、76奪三振と安定した投球でチームの地区優勝とポストシーズン進出に貢献した。