王貞治氏(84)が20日、都内で会見を開き「球心会」の立ち上げを表明した。
今後100年を見据えた野球振興を進める取り組みで、王氏が一個人として国内のプロアマ各団体に呼びかけた。6月から各団体と議論をスタート。この日はプロ野球12球団のオーナー会議を訪れ、訴えた。
マクロ課題として(1)野球ができる機会不足、(2)潜在的な野球熱の低下、(3)日本マーケットの縮小を挙げ、さらに(4)これらを推進する体制・財源がないと指摘。具体的な体制作りはこれからだが、25年11月には第1弾アクションを発表し、活動を開始するとしている。
王氏は「100年、150年先。野球はスポーツの中で一番だと思っていますが、いつまでもそうあるとは分かりません。サッカー、バスケットボール、バレーボールとスポーツがプロ化して、多様化しています。そういった中で、野球界の現在の盛り上がりを先々にも」と未来を描いた。