<明治神宮大会:東海大札幌3-0大垣日大>◇高校の部1回戦◇20日◇神宮
14年ぶり3度目の出場を果たした大垣日大(東海・岐阜)が、無得点で初戦敗退し、2010年(平22)以来の勝利に届かなかった。
先発の中野翔真投手(2年)は立ち上がりの失点に泣いた。
初回は先頭打者を左飛に打ち取ったものの、後続に左前打と盗塁に暴投と1死三塁で四球を許すと、1死一、三塁で迎えた相手4番との勝負は、右前適時二塁打となった。次の打者は二ゴロに仕留めたが2死三塁で6番に遊前適時打を許し、初回に3点を献上。中野は6回103球5安打3奪三振3四球1死球3失点で降板した。
チームは、岐阜県秋季大会から、東海大会決勝までの3戦すべて逆転で白星をつかんだ、粘り強さが特徴だが、打線は再三のチャンスをものにできなかった。3回先頭打者の8番大橋侑人内野手(1年)の右越え二塁打を筆頭に2死二、三塁で好機を迎えたが、3番貝原大馳(だいち)外野手(2年)が低めのスライダーを中飛に打ち取られた。相手は5安打、大垣日大は6安打と安打数は上回ったものの、悔しい敗戦となった。