<W杯アジア最終予選:中国1-3日本◇19日◇C組◇第6戦◇福建省アモイ
【アモイ(中国)=永田淳】FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選で、日本代表(FIFAランキング15位)が中国代表(同92位)を3-1で破り、2026年に米国、カナダ、メキシコで共催されるFIFAワールドカップ(W杯)北中米大会進出に王手をかけた。
セットプレーから1アシストを記録したMF久保建英(23=Rソシエダード)は、最終予選アウェー初先発にも全く動じなかった。
ピッチ幅が狭まったり、乱入者が出現したり、レーザーポインターで妨害されたりとアウェーの洗礼を浴びたが、変わらずプレー。普段、スペイン1部や欧州リーグなどで敵地を経験しており「年間半分アウェーの試合なので、特にアウェーだから変わることはないです」。3点目にも絡むなど確かな存在感を示した。
チームは6試合を終えて5勝1分けの勝ち点16で首位を独走。来年3月にホームで行われる第7戦バーレーン戦に勝利すれば、早くもW杯出場が確定する。久保は「次のバーレーン戦に勝って突破を決められたらベストだと思います。まず突破を決めて、選手としても気持ちが早く楽になりたい」と率直な思いを明かした。
その上で「ここは通過点でしかないと思います。早く突破を決めれば決めるだけ、本番に向けていいチームができるかなと思います」としつつ「今はまだ、そんなこと見ていられないので、とりあえず3月の2試合ですね。勝った後に考えたいと思います」と次のホーム2連戦に照準を合わせた。