阪神門別啓人投手(20)が19日、兵庫県西宮市の球団事務所で契約交渉に臨み、今季から70万円増の年俸870万円でサインした。
高卒2年目ながら開幕前から先発ローテ候補として高い期待を受けた。5月3日の巨人戦(東京ドーム)で今季初先発したが、3回6失点。8月24日の広島戦で再び先発チャンスをもらい、5回2失点と踏ん張ったがプロ初勝利はつかめなかった。
「キャンプからすごい注目というか、期待もされていて、自分もそう思っていたんですけど、もっとやれたなというシーズンでした。来年はしっかり戦力としてやれるようにと(球団に)言われました」と悔しそうな表情を見せた。
中継ぎ3試合を含めて登板5試合。自慢の直球が走らない時期もあった。試行錯誤の続いた1年だったが、それらの経験も収穫ととらえている。
「経験はすごくたくさんさせてもらった。その経験を生かしたい。中継ぎで1軍でスタートできたというのはすごく大きかった。まだ初勝利も挙げていないので。まずは初勝利するということ、5勝以上できるようにやっていきたい」。目標は開幕ローテ入り。3年目の本領発揮を誓った。(金額は推定)