ドジャース大谷翔平投手が出塁した際に、一塁コーチとしてヘルメットをぶつけ合う「ヘッドバンプ」で知られるクレイトン・マッカロー氏(44)が18日(日本時間19日)、マーリンズ監督に就任し、会見を行った。
常勝ドジャースから、今季62勝100敗という最下位チームへの転身だが「私の根底には、選手育成を愛する気持ちがある。メジャーのレベルでは、経験の浅い若手であれ、ベテランであれ、メジャーリーガーたちは指導されることを望み、成長を求めているということです。それは経験値とはある程度独立したものだと思う」と話した。
マッカロー氏は現役引退後、ブルージェイズのマイナーで指導を始めた。15年にドジャースに入団し、21年から一塁コーチを務めた。大谷とはヘッドバンプで交流し、盗塁へのアシストも行った。親身になる指導力に定評があり、ムーキー・ベッツ外野手は「メジャーリーグで指導を受けた中で最高のコーチ」と心酔していた。