<東京6大学野球フレッシュトーナメント:明大5-5法大>◇第4日3-4位決定戦◇15日◇神宮
来春レギュラー奪取へ、猛アピールだ!
春夏通じて甲子園3度出場の明大・田上夏衣外野手(1年=広陵)が、フレッシュリトーナメント全3試合にスタメン出場し、12打数7安打5打点、1本塁打の好成績を残した。「このフレッシュで、なんとしてでもアピールしようと思って入りました」と力強いまなざしで話した。
今秋リーグ戦は東大戦1試合にベンチ入りも、外野のレギュラー陣が強力で出場はなかった。4年生が抜けることもあり来春のレギュラー獲得へ気合十分だ。
初回の第1打席では広陵(広島)の同級生左腕、法大・倉重聡投手の138キロ直球を捉えて、右中間への二塁打で出塁。2打席目には相手左翼手の失策間に50メートル走6秒0の俊足を飛ばして一気に二塁まで進塁。3打席目には右中間スタンドへ同点ソロをかっ飛ばした。「フェンス直撃かなと思ったら伸びてくれた」と笑顔で振り返った。
大学入学後、一番苦戦したことに、球速が150キロを超える投手への対応を挙げた。「明治にはすごい投手がたくさんいて、紅白戦などで目を慣らすことができる」とハイレベルな環境の恩恵を語った。
来春に向けて「振る力はまだまだ足りないので、体を一回り大きくして逆方向に強い打球を打てるようにしたい」と意気込んだ。