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【中日】松葉貴大、現状維持で3年契約最終年へ 即戦力左腕2人加入も「しがみついて結果を」


中日の松葉貴大投手(34)が、ナゴヤ球場で契約交渉に臨み、年俸5000万円プラス出来高払いの現状維持で契約を更新した。松葉は25年シーズンまでも3年契約を結んでいることを公表し、競技を続けたい意欲を示した。今シーズンは開幕ローテーションからは外れたが、4月10日のDeNA戦で初勝利、4月29日の対戦で8年ぶりに完投勝利を果たすなど、計17試合で5勝6敗、防御率3.09を記録した。チーム内では小笠原や高橋宏に次ぐ投球回数を稼ぎ、93回1/3を投げた。中日は今季のドラフトで即戦力の左腕2人を獲得しており、松葉は左腕先発争いが激化する中で、さらなる成績向上を目指し、より一層努力することを表明している。

契約交渉を終え会見する松葉(撮影・森本幸一)

中日の松葉貴大投手(34)が14日、ナゴヤ球場で契約交渉に臨み、年俸5000万円プラス出来高払いの現状維持でサインした。同投手は25年シーズンまで3年契約を交わしていたことを公表。「田島さん含め、同年代の選手が引退している。1年でも長く野球をやり続けたいという思いは強くなった。来季も何とかしがみついて結果を出して契約してもらえるようにがんばりたい」と、ベテランは契約最終年を見据えた。

今季の活躍に胸を張った。開幕ローテは逃したが、初登板の4月10日DeNA戦で初白星。4月29日DeNA戦(バンテリンドーム)では、オリックス時代の16年以来、8年ぶりの自身2度目の完投勝利を上げた。17試合に登板、5勝6敗、防御率3・09。小笠原、高橋宏に次ぐ、チーム3位の投球回、93回1/3をマークした。「チームに求められている役割は果たすことができた」。

中日は、今季のドラフトでは1位に関大・金丸夢斗投手(21=神港橘)、2位に西濃運輸・吉田聖弥投手(22=伊万里農林)と即戦力左腕2人の交渉権を手に入れた。「ドラフトを見ていた時に、危機感しか感じなかった。本当に頑張らないといけない状況にはなる」。左腕は、戦国模様の左腕先発争いを、モチベーションに変えて、13年目のシーズンをにらんだ。【伊東大介】

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