<ラグザス presents 第3回プレミア12:侍ジャパン9-3オーストラリア>◇13日◇バンテリンドーム
侍ジャパン井端弘和監督(49)が“公約通り”初戦を制した。開幕投手を託した左腕・井上が5回まで無失点に抑える好投。一時は2点差に詰め寄られながら、6番に据えた牧の今大会チーム初適時打で突き放した。
初戦の重要性は宮崎キャンプから言い続けてきた。前回の19年大会はコーチとして参加し、初戦ベネズエラ戦は8回逆転劇で勝利。「よく勝てたなというの(流れ)も味方につけないといけない」と照準を合わせてきた。
試合前のミーティングでは、高校野球のような一幕で鼓舞した。「宮崎合宿から約2週間みんなでやってきましたけど、ここからが本番。日本の野球のいい所は結束することなので、結束して勝ちにいきましょう。スタメン発表しますので元気よく返事してください」。1人1人名前を呼ぶと「はい!」と大きな声が返ってきた。「とにかく思い切ってやるだけなので、全員で勝ちにいきましょう。さあいこう!」と送り出した選手が躍動した。