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【福岡】前寛之が恩師の長谷部茂利監督へ「花道飾る勝利」を誓う「気持ち良く送り出したい」


J1アビスパ福岡は、今シーズン限りで退任する長谷部茂利監督のホーム最終戦に向けて、選手たちが一致団結して勝利を目指している。特にMF前寛之は、長谷部監督が以前指導していた水戸ホーリーホック時代からの恩師であることもあり、「花道を飾る勝利」を誓っている。前寛之は、昨年のルヴァン杯決勝で浦和レッズ相手に決勝ゴールを決めた経験を持ち、自信を持って同じ相手に挑む。前回の対戦では敗れているが、悪いイメージはなく、攻撃の形ができていたと評価しており、ボール奪取からのカウンター攻撃の精度を上げることで勝利を目指している。

長谷部茂利監督に見守られ、練習に励む福岡MF前寛之(左)(撮影・菊川光一)

J1アビスパ福岡は13日、浦和レッズとの30日ホーム最終戦へ向けて、福岡市内で調整した。今季限りの退任が決定している長谷部茂利監督(53)のホームラスト采配とあって、選手の士気も高い。

水戸ホーリーホック時代の18年から指導を受けるMF前寛之(29)が恩師へ「花道を飾る勝利」を誓った。指揮官5年目の集大成ともなる一戦へ「しげさんを気持ち良く送り出せる状況にしたい。最後(のホーム試合で)勝って、いい雰囲気で終わりたい」と意気込んだ。

浦和相手には、昨年クラブに史上初タイトルをもたらしたルヴァン杯決勝で先制ゴールを奪い、優勝に貢献した。今季の前回リーグ戦では敗れたが「悪いイメージはない」と攻略の糸口は見えている。「前回2失点するまで、いい形で攻撃できていた」といい、策については「連動してつなぐ相手をどうはめるか。そこをやって行く」と話し、ボール奪取からの必殺カウンターの精度向上を掲げた。

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