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【阪神】藤川球児監督がサバイバル予告 安芸キャンプ最終クールで来春の1、2軍振り分けも


阪神タイガースの藤川球児監督は、高知で行われているキャンプの最終クールを選手たちにとっての“サバイバル”と位置づけました。最終クールは来春の1軍・2軍のメンバー選定に大きく影響するとし、選手たちにプレッシャーを与える意図を明らかにしています。キャンプでは佐藤輝ら主力選手と2軍の若手が混在し、特に2年目の井坪選手は1軍入りを強く意識しているとのこと。井坪は練習でも成果を見せ、藤川政権下での初得点を上げるなど、競争が激化しています。選手たちは最後まで集中力を保ち、来季の位置を確保しようと励んでいます。

ウオーミングアップ中、グラウンドを移動する阪神藤川監督(撮影・加藤哉)

阪神藤川球児監督(44)が、13日から始まる高知・安芸キャンプの最終クールを“サバイバル”と位置づけた。この日で終了した第2クールを「順調だと思います」と総括。最終クールに向けて、コーチ陣に託したメッセージを明かした。

「次のキャンプに向けた選手の選択、1軍スタートだったり、2軍スタート、そういったところに差しかかってくる可能性もある。そういう目で見られるかもしれないということを、選手たちに一言、二言、伝えてほしいと、伝えました」

単なる締めくくりではない。最後の5日間は、来春キャンプの1、2軍メンバーを振り分ける重要な参考資料にする。「気を抜くことなくという意味が、本当は一番ある」。その意識付けをコーチ陣を通して促した。

今キャンプは、佐藤輝ら主力と2軍の若手が混在。だが春の1軍キャンプは狭き門になる。ナインも気合を入れ直した。9日の紅白戦で「藤川政権初得点」をたたき出した高卒2年目の井坪は「来年勝負しなきゃいけない。春から1軍の方に行きたいと思っている。持っているものをしっかり見せられたら」と鼻息は荒い。この日のランチ特打でも、48スイングで3連発を含む7本の柵越えで佐藤輝に負けない怪力を猛アピール。熱い身内バトルのゴングが鳴る。【磯綾乃】

▽阪神門別 1軍キャンプでやらなきゃいけないなと思っている。そこに行けるように、最終クールもしっかり集中力を切らさず、やっていけたらと思います。

▽阪神藤本総合コーチ こちら側も記憶に残るというか「あ、あいつよかったな」と、そういう見方もある。そういうので春につながって、振り分けるということもあるやろうし。引き上げたいのは、もちろん全員です。

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