オリックス横山聖哉内野手(19)が「本塁打アーチスト仕様」にスイング改造する。10日、高知秋季キャンプに参加。今季は高卒1年目ながら1軍12試合に出場し、二塁打は1本出たが本塁打は来季にお預けとなった。150キロ超の速球への対応を課題として向き合う。打球をイメージしながら、スイング軌道に修正を施している。
「高い放物線が出るように打ちたい。これまでは速い球に対して左肩が下がってバットが出ていた。打球を上げにいこうとして下からバットが出る。それをジャストミートじゃなく、回転をかけるようなスイングにしたい」。スピンを意識したロングティー打撃などに取り組んでいる。
上田西(長野)で高校通算30発をマークし23年ドラフト1位で入団。近い将来の主軸候補として長打も欲しいところ。キャンプ第2クールを終えた手のひらはマメだらけだ。「体がキツい。やっぱり振る数は増えてるんで」。シーズン中に約4キロ落ちた体重を戻しながら、筋トレも並行して距離の出る打球を追い求める。