日本ハムは10日、エスコンフィールドでの秋季キャンプを打ち上げた。手締めは選手会長の松本剛外野手(31)から指名され、野村佑希内野手(24)が務めた。これからを引っ張っていかなければならない野村に、チームリーダーが託した思いとは。
一問一答は以下の通り。-野村選手は手締めで結構、緊張していた
松本剛 そう言ってましたか。
-はい。合格でしたかね
松本剛 よかったと思います。
-どんな経緯で
松本剛 いや、最初ちょっと冗談半分で「ジェイ(野村)いくか」みたいな感じで話していたんですけど、本当にちょっとやらせようかなっていう気持ちは僕の中であって。特に深い理由はそんなないんですけど。昨日「じゃあやる? ちょっとやってみるか」って言ったら意外に(野村が)「やります」みたいな感じだったんで。球団の方に言ったら「いいね」と言ってたので。
-殻を破って欲しい
松本剛 そうですね。こんな僕が偉そうなこと言えないんですけど、本人が一番今年悔しかったっていうのは近くにいて感じてますし。本当に真面目で練習も一生懸命やる選手なので、そういう姿見てますし。別にこういうのをやったから何が変わるか、って言ったらわからないですけど。意識的に同世代がああやって活躍してるって…僕はその立場にいたんで。同世代が先に活躍して、悔しい思いをしている時もすごくありましたし。ジェイは今年1年、多分そういう気持ちがすごく強かったと思うので、何かこう、きっかけになるもの…ものじゃないかもしれないですけど、そういう意識を持って取り組んでほしいなという気持ちも込めてですかね。
-自主トレも一緒にやっていて
松本剛 そうですね。もう本当にいいもの持ってますし、いい選手なのは誰が見ても言ってますし。キャンプ中の解説の方の話を聞いても、みんなレギュラー取れてチーム引っ張れるって言ってて。僕も見ていてそう思いますし、何かこう、気持ち的な部分で少しでも変化があればいいのかなという感じです。
-秋季キャンプを振り返って。別メニューでしたが
松本剛 そうですね。僕は個人的には別メニューでやらせてもらってて。「2月1日に100%の状態で動けるように」っていうことは今日、(外野守備走塁コーチの森本)稀哲さんからも外野手には伝えられたので。そこはもう責任持って2月1日に勝負できる体にして、レギュラーをしっかりつかみ取りに行くところは、やっていけたらと思います。
-最後、一丁締めの後、少年にプレゼントをしていた
松本剛 そうですね。ファンの方がこれだけ来てくれて。今日何人いたかわからないですけど(実際は1万2500人)。今年1年でファイターズの注目度はより一層上がったなというのは選手も感じてる部分だと思いますし。このキャンプを見てもこれだけの方が平日にもかかわらず、こう来てくれたり。今日は日曜日ですけどね。すごいなというのはあった。球団としてもファンサービスはすごく大事にしている部分の1つでもあるので。こうやって節目をファンのみんなと一緒にやったので、喜んでもらえたらなと。