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【中日】中田翔が契約最終年を現状維持3億円でサイン「来季はラストチャンス」不退転の決意表明


中日の中田翔選手が、契約交渉で現状維持の年俸3億円でサインを交わしました。昨オフに巨人から中日に移籍し、2年契約の2年目として名古屋での再起を決意。昨シーズンは試合に出場するも目立った結果を残せず、腰の問題でファーム調整を強いられました。新監督の指名で体重を絞り、有酸素運動や食事調整で15キロの減量に成功。「来季は体を作り直し、野性的な動きを目指す」と語り、ドラゴンズとしての優勝と日本一を目指す意志を表明しました。

契約交渉を終え会見する中田(撮影・森本幸一)

中日の中田翔内野手(35)が9日、ナゴヤ球場で契約交渉に臨み、年俸3億円(推定)の現状維持でサインした。昨オフに巨人から中日に移籍した際に2年契約を締結済み。「ラストチャンスなので、最後まで後悔なく全うしたい」と、不退転の決意で18年目の25年シーズンをにらんだ。

オプトアウト権を行使して巨人を離れ、主砲を期待された新天地1年目で結果を残せなかった。62試合出場で打率2割1分7厘、4本塁打、21打点。5月に自打球を当て出場登録を抹消され、復帰後には6月に腰の違和感から再度ファーム調整を余儀なくされた。「腰の負担を考えるんであれば、体重は軽いに越したことはない」。井上新監督から10月の秋季練習からフリー調整組に指名された。有酸素運動、食事調整などで15キロの減量で100キロ程度に絞り上げた。今季まで着ていたスーツはぶかぶかで、この日着用したブルーのスーツは、クローゼットの奥から約4年ぶりに引っ張り出したものだった。

打撃フォームに試行錯誤した1年。「来年はシンプルに野性的な動きをできたらいい」と、来季へ向けて体を作る。「2年契約の2年目ということで、ぼくも腹をくくって名古屋に来ている。(球団には)ドラゴンズとして優勝したい、日本一になりたい気持ちはしっかり伝えさせてもらった」。荒ぶる和製大砲が来季の完全復活を誓った。【伊東大介】

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