ドジャース大谷翔平投手の同僚でワールドシリーズMVPに輝いたフレディ・フリーマン内野手(35)が、シリーズ第1戦で放った逆転サヨナラ満塁弾の陰に大谷にまるわる秘話があったことを明かした。
NFLのスター兄弟として有名なトラビス・ケルシー(チーフス)とジェイソン・ケルシー(元イーグルス)がホストを務める人気ポッドキャスト「ニューハイツ」に8日(日本時間9日)までにゲスト出演。ワールドシリーズで逆転サヨナラ満塁弾を放った気分を聞かれ「正直、あまり覚えていない。頭が真っ白だった」としながら試合を振り返った。
1点をリードされた延長10回裏、1死一、二塁で大谷が打席に入るところで、相手ヤンキースは投手交代し、大谷キラーとして知られる左腕コルテスをマウンドに送ってきた。大谷は初球で左飛に倒れたが、次のベッツが申告敬遠で満塁となったところで、フリーマンがコルテスの初球、内角フォーシームをとらえ満塁弾とした。
大谷と同じ左打ちのフリーマンは「打席に入る前、コルテスとオオタニの過去の対戦ビデオをチェックしたんだ。オオタニが打席に入るとき、相手投手は常に追い詰められた気持ちになる。だから、そんな状態のコルテスがどう攻めるか確認した。彼は外角にカットボールとスライダー、内角に直球を投げていた」とし「そこでカットボールとスライダーは捨て、内角の直球を狙おうと思った。そしたら狙い通りの球がきたんだ。打った瞬間いくと思った」と回想。劇的な一振りの陰に大谷の存在があった秘話を披露した。