DeNAから戦力外通告を受けた育成の村川凪外野手(26)が、14日の12球団合同トライアウト(ZOZOマリン)に参加することを決断した。現役続行を希望しており、球団施設DOCKでトレーニングを続けてNPB球団からのオファーを待ちながら、アピールする。
村川は21年育成1位で入団し、育成選手として3年在籍。手動計測で50メートル5秒5を記録する、球界トップクラスの俊足を武器にする韋駄天(いだてん)で昨季はイースタン・リーグ盗塁王に輝いた。今季はイースタン・リーグ12盗塁にとどまったが、高い走塁意識は健在で代走のスペシャリストとしても活躍した。打撃面でも同リーグ74試合で打率3割8厘、OPS・785の好成績を残し、成長ぶりを見せつけていた。
日本シリーズで元同僚たちが躍動する姿をもどかしく見つめた。テレビでも1試合丸々、見続けることはできなかった。「歓喜の輪に入ることができなくて悔しい、もどかしい気持ちでした。まだグラウンドで活躍できると思っているので、トライアウトでアピールしていきたい」と力を込めた。