ヤクルト田口麗斗投手(29)が、成長曲線を何ミリも上げる。
今季途中からプレミアリーグのブライトンで活躍するサッカー日本代表MF三笘薫と同じ治療、トレーニング法を導入。自身の代理人が、三笘も所属するアスリートのマネジメントを手がけるAthlete Solution社の縁で知った。春季キャンプで下半身を痛めたが、世界基準に触れ「めちゃくちゃ楽になりましたね。普通にやっていたら、体動かなかったかもしれない」とうなずいた。
昨季は守護神としてリーグ2位の33セーブも、今季は開幕直後に離脱するなど、41試合で1勝4敗、7セーブ。「もう1回、抑えのポジションでやる覚悟を持って来年を迎えたい」。三笘はW杯カタール大会のスペイン戦で、ゴールラインギリギリから逆転弾をアシスト。「三笘の1ミリ」と呼ばれた。田口も「去年は真っすぐでファウルを取れていたが、空振りが多かったかといったら、そうではなかった。そこを求めていきたい」。ミリ単位のコースを極め、ライン際を攻める。