<高校野球秋季関東大会:横浜4-3健大高崎>◇4日◇決勝◇サーティーフォー保土ケ谷
プロ野球で日本一に輝いたDeNAに続き、秋季高校野球の関東大会で、横浜(神奈川1位)が17年ぶり4度目の頂点に立った。
今春、センバツVの健大高崎(群馬1位)にリードされる展開も、2度追いつき、8回からマウンドに上がったエース奥村頼人(らいと)投手(2年)が3回無失点と好救援。延長10回タイブレークの末、サヨナラで破った。横浜は明治神宮大会(20日開幕・神宮)に関東地区代表として出場する。
◇ ◇ ◇
健大高崎の最速158キロ右腕・石垣元気投手(2年)が、延長で力尽きた。先発マウンドに立ち150キロを超える直球を投げ込んだが、6回に同点とされると、さらに失点を重ねた7回途中に左翼の守備に回った。延長10回に再びマウンドへ戻ったが、1死二、三塁から直球を捉えられてサヨナラ負け。「悔しい…。コースの投げ分け、ピンチを無失点で抑える投球を身に付けたい」と、涙で腫らした目で言葉を振り絞った。