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【侍ジャパン】才木浩人は「エース格」吉見投手コーチ「素晴らしいキャッチボール」フォークも確認


侍ジャパンの才木浩人投手が宮崎キャンプで2度目のブルペン入りを行い、調整を進めています。才木投手は52球を投げ込み、特にフォークボールの精度向上を目指しています。この日は全球種を投げ、吉見一起投手コーチをはじめ、多くのチームメイトから注目を集めました。吉見コーチは才木を「エース格」として期待し、彼に試合を託したいと考えています。才木は初の侍ジャパンとして、国際大会での活躍が期待されている中、リリース時の精度やボールの動きを動画で確認し、さらに磨きをかけています。

動画を録りながらブルペンで投げ込む阪神才木。左は吉見投手コーチ(撮影・上山淳一)

ジャパンのエースを狙え! 侍ジャパン才木浩人投手(25)が4日、「エース格」として絶賛された。「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」に向けて、宮崎キャンプ2度目のブルペン入り。決め球フォークを確認するなど、52球を投げ込んだ。見守った吉見一起投手コーチ(40)も「エース格として期待」と認めた。チームは5日の練習試合・広島戦(宮崎市清武)で初実戦に向かうなか、本番に向けて調整を仕上げていく。

   ◇   ◇   ◇

才木のボールに、捕手のミット音が響き渡った。宮崎キャンプ2度目のブルペン入り。後方から熱視線を送った吉見コーチは大きな期待を膨らませた。

「全員期待していますけど、エース格として期待しているので。その(投げる)試合は彼に託したいと思っています」。

高橋宏や戸郷ら好投手がそろう先発陣の中、才木のキャッチボールに驚く投手は多数。吉見コーチも「何より角度もあるし、素晴らしいキャッチボールをするので」と同じ感情だった。初の侍ジャパンながら主戦級としての期待がかかる。

直球に加えて才木の武器となるのがフォークだ。シーズン中は、ややスライダー気味の「フォースラ」で落ちることがあった。ブルペンではリリース時の動画やボールの数値を念入りに確認。感覚と照らし合わせて修正を図った。「今日は良かったり悪かったり。落ち方的にはもう少し落ちて欲しい。真っすぐ落とせるフォークはすごく武器なので。しっかり投げきれたら」。本番に向け、さらに磨きをかける。

この日は全球種を交えて52球。大会公式球も「なんか(色が)茶色いなぐらい」と問題はなさそうだ。今キャンプ2度目のブルペンとなったなか「前の時より結構良かった」と日に日に状態は上がっている。「いい感じに調整できてきているので、しっかり継続してという感じです」。先発陣の中心として、実戦モードへ突入する。【波部俊之介】

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