アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)の東地区1次リーグ第4節で5日にヴィッセル神戸と対戦する光州FC(韓国)が、Jリーグ勢からの3連勝に意欲を見せた。
試合会場のノエスタで行われた公式会見で李正孝(イ・ジョンヒョ)監督は「今季公式戦を40試合ほど戦っているが、今回対戦するヴィッセル神戸が一番強いと思っている。神戸は非常にアグレッシブにプレーするチームで、前から強いプレッシャーをかけてくると分析しているが、明日の試合はすごく楽しみにしている。逆に我々のチームの高いクオリティーをお見せできれば」と話した。
光州は今大会初戦で横浜F・マリノスに7-3で勝利し、2戦目では川崎フロンターレに1-0で競り勝っている。Jクラブキラーとも言える戦いを見せてきたが、この試合にはより警戒して臨む。指揮官は「今までに横浜と川崎Fと試合をしてきたが、神戸は大きな違いがあると思う。総じて日本のクラブはスキルが高いが、神戸はスキルに加えてフィジカルも強い。ロングボールの競り合いに強いし、セカンドボールの奪取にも力を持っている。そこが過去の日本のクラブとの違い。リーグ戦の試合を見てフィジカルが強くて驚いて、どのような対策をするか不安を感じる部分もあった」。最大級の警戒をしながら、この試合への準備を進めてきたことを明かした。
それでも光州は強い気持ちで神戸から白星をつかみ取るつもりだ。「男と男の戦い、肉弾戦の要素が強くなると考えているが、フィジカル面も戦術面もハイレベルな試合を見せたい。明日は非常に大きな試合になる」。イ・ジョンヒョ監督はそう言葉に力を込め、好ゲームにすることを約束した。【永田淳】