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【湘南】阿部浩之がJ1通算300試合出場「長くできて良かった」若手から慕われるベテラン


湘南ベルマーレのMF阿部浩之が、J1通算300試合出場を達成しました。35歳の阿部は、FC東京戦の後半34分から投入され、試合を締め切る要因となりました。湘南は2-0で勝利し、J1残留争いの中で今季初の4連勝を記録しました。阿部は13年のプロキャリアを通じてガンバ大阪、川崎フロンターレ、名古屋グランパスでプレーし、7つの主要タイトルを獲得しました。彼の豊富な経験はチーム内でも注目されており、特に若手選手の成長に貢献しています。試合で先制点を決めたFW鈴木章斗も、阿部からのアドバイスが役立ったと明かしています。阿部は、さらなる記録達成を目指し、残り試合に向けて全力を尽くす考えです。

阿部浩之(2024年6月1日撮影)

<明治安田J1:東京0-2湘南>◇第35節◇3日◇味スタ

湘南ベルマーレMF阿部浩之(35)が敵地FC東京戦で、J1通算300試合出場を達成した。

2-0の後半34分から途中出場すると、圧力を高めてくる相手に対して攻守に安定感をもたらし、試合を締めた。

チームは前半から相手を圧倒し、主導権を握って勝ち切った。今季初の4連勝をJ1残留争いの佳境で。「要因は分からないですけど、グループ戦術、連動した動きが攻撃も守備もできているのは間違いない」と確かな手応えを口にした。

自身の300試合出場については「うれしいです」と喜び「やっとか、という感じですね」とも語った。

プロ13季目。12年に関西学院大からガンバ大阪に加入すると、川崎フロンターレ、名古屋グランパスなど強豪を渡り歩き、主要タイトルを7個、獲得した。

その経験値はクラブでもずぬけている。「数字は後から付いてくるもの。長くできて良かったなという感じです」と、しみじみ。その経験を若手にも惜しみなく伝えてきた。

この日、先制点を奪ったFW鈴木章斗(21)も、阿部からの助言が生きたと明かしたように、多くの選手から頼りにされている。「ちょっとでも(数字を)伸ばせるように頑張りたい。全部、勝てるようにやるだけです」と落ち着き払い、残り試合を見据えた。【佐藤成】

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