<日本シリーズ:ソフトバンク-DeNA>◇第3戦◇29日◇みずほペイペイドーム
DeNA桑原将志外野手(31)が均衡を破った。
初回に先制するも、4回まで3四球と制球が安定しないソフトバンク先発のスチュワートから追加点を奪えず。
1-1で迎えた5回、2打席連続出塁していた先頭の桑原が、この回からマウンドに上がったソフトバンク大津の141キロのカットボールを左中間ホームランテラスへ放り込んだ。「先頭だったのでとにかく塁に出ることを意識していました。捉えた感触は良かったですが、正直スタンドまで届くとは思いませんでした」と貴重な勝ち越し弾を振り返った。
反撃の手は緩めない。内野安打と2四球で無死満塁のチャンスを作ると、筒香嘉智外野手(32)が大きな右犠飛を放ち、追加点を奪った。