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【DeNA】桑原将志が攻守でけん引「全て出さないと勝てない」有言実行のダイビング&先制弾


DeNAの桑原将志外野手がソフトバンクとの日本シリーズ第3戦で、攻守にわたりチームを牽引しました。桑原は試合冒頭で先頭打者として153キロの速球を右中間に二塁打したことでチャンスを作り、先制点を奪取しました。また、5回にはソロホームランを左中間席に放ち、チームの士気を一層高めました。守備でも、2回に中堅前に落ちそうな飛球をダイビングキャッチでアウトにし、チームに流れを呼び込むプレーを見せました。特に27日の第2戦敗北後、桑原がチーム全員に奮起を促した言葉とその行動が、福岡でのシリーズ再開での活躍に結びついており、シリーズ奪還が期待されます。

ソフトバンク対DeNA 2回裏ソフトバンク無死、中飛となった正木の打球を捕球した桑原(撮影・江口和貴)

<日本シリーズ:ソフトバンク-DeNA>◇第3戦◇29日◇みずほペイペイドーム

DeNA桑原将志外野手(31)が攻守にわたって、チームをけん引した。「1番中堅」で出場し初回、先頭打者として打席に立つとソフトバンク・スチュワートの2球目153キロ直球を捉えた。右翼線への二塁打を放ちいきなりチャンスを演出。梶原の犠打で三進し、牧の遊ゴロの間に先制のホームを踏んだ。日本シリーズ3戦目にして初となる待望の先制点に三塁ベンチが、青く染まった左翼スタンドが沸いた。

5回の第3打席には2番手大津の代わりばなを捉え、左中間席に運ぶソロ本塁打を放った。ベンチ前でチームメートとハイタッチを交わした後は、左翼席のファンに向かってデスターシャポーズを披露。チームの士気を高めた。

守備でもチームに流れを呼び込んだ。2回先頭の正木が放った、中堅前に落ちそうな飛球をダイビングキャッチ。ガッツあふれるプレーでチームを救った。

27日の第2戦に敗れ、シリーズ2連敗を喫した後のミーティングではナインの前に立って自らの口で思いをぶつけた。「とにかく自分たちが出せるモノを全て出さないと勝てない。それに尽きる」。戦いの舞台を福岡に移した仕切り直しの一戦で、有言実行のプレーを見せつけた。【水谷京裕】

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