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【日本ハム】「球界の中心の投手に」へそのまち出身のドラ4清水大暉 伊藤大海に弟子入り志願


18歳の前橋商・清水大暉投手が日本ハムからドラフト4位で指名を受け、プロとしての第一歩を踏み出しました。清水は、最多勝を目指すことを目標に掲げ、今季最多勝を獲得した伊藤大海投手に弟子入りを志願。特に彼の独自のフォームと左足の使い方に学びたいと意欲を示しています。また、釣りの趣味を通じてオフシーズンも一緒に過ごしたいと語りました。清水は群馬・渋川出身で、「へそのまち」と呼ばれる故郷の伝説に触発され、将来的に球界の中心となる投手になりたいと意気込んでいます。大渕スカウト部長も、過去の長身投手育成の成功をもとに、植えこまれたポテンシャルを開花させることを期待しています。

球団からの指名あいさつを受け笑顔の日本ハムドラフト4位、前橋商・清水大暉投手(中央)。左は大渕スカウト部長、右は高橋スカウト

球界の“へそ”になる。日本ハムからドラフト4位指名された前橋商・清水大暉投手(18)が、群馬・前橋市内の同校で指名あいさつを受けた。目標は最多勝。今季、同賞を受賞した伊藤大海投手(27)への弟子入りを志願した。「へそのまち」といわれる群馬・渋川出身。192センチの大型右腕は将来、球界の中心となってけん引できる投手になることを思い描いた。

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大きな清水が大きな目標を掲げた。「高校時代、なかなかここぞっていう試合で勝てなかったことが多かった。プロの舞台ではレベルを上げて、粘り勝てるようなピッチャーになって、シーズン通して最多勝を取れるような投手になっていきたい」と意気込んだ。

日本ハムには最高のお手本がいる。参考にしている投手は、今季14勝を挙げ最多勝を獲得した伊藤。「フォームのバランスがすごくいい。左足の使い方とかは、動画とかいろいろ見ていると、意識されていると思った。自分は左足の使い方とか、すごく苦手というか課題があるので、聞いてみたい」と“弟子入り”を志願した。

本業以外での“大海塾”入りも思い描く。趣味が釣りで、伊藤も専門誌の表紙を飾るほどの腕前を持つ。伊藤は主に海釣りを好むが、海のない群馬出身の清水は渓流派。「ジャンルが自分とは違うとは聞いていますが、一緒にできたらいいな、と思ってます。海釣りもやってみたい」。オン、オフ問わず、学びにいく。

出身は「へそのまち」と呼ばれる群馬・渋川。かつて征夷大将軍の坂上田村麻呂が、蝦夷(えぞ)遠征の帰りにへそに似た石をみつけ「この地こそ日本の中心、この石を臍(ほぞ)石と定める」と言った伝説に由来するという。清水は「毎年夏にへそ祭りっていうのをやってます。僕は球界の中心となる投手になれたら」と将来を思い描いた。

大渕スカウト部長は「柳川、福島という長身の選手が非常に活躍している。その系譜をたどるように我々としてはつくっていきたい。その流れをくめる選手」と期待。高卒3年目で育成から昇格し今季2勝の福島は190センチ、同じく高卒3年目で8セーブを挙げた柳川は191センチ右腕。秘めたポテンシャルを、長身投手育成にたけた日本ハムで一気に、開花させる。【永野高輔】

◆清水大暉(しみず・だいき)2006年(平18)7月17日、群馬県渋川市生まれ。渋川エンジェルスで野球を始め、古巻中の軟式でプレー。前橋商では2年夏に背番号11で甲子園出場。今夏は群馬県大会決勝で敗退。最速149キロ。192センチ、95キロ。右投げ右打ち。

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