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【侍ジャパン】中軸候補の阪神森下翔太が宮崎入り「スタメン機会増えるならプラス」世界一へ決意


侍ジャパンのプレミア12に向けた合同合宿が宮崎で始まり、阪神から選出された森下翔太外野手と才木浩人投手が参加しました。昨年のアジアプロ野球チャンピオンシップに続き代表に選ばれた森下は、自信を持って中軸候補として期待されます。巨人の岡本和や日本ハムの万波らの辞退を受け、中軸の一角としてさらなる活躍を誓い、世界一を目指す決意を表明しました。井端監督からも「短期決戦では必要な選手」と評価され、WBC出場を見据えた成長の機会と捉えています。

侍ジャパン合流のため宮崎ブーゲンビリア空港に到着した阪神森下(左)と阪神才木は写真撮影に応える(撮影・上山淳一)

プレミア12の侍ジャパンが28日、翌29日から始まる合同合宿に向けて宮崎に集結した。阪神から選出された森下翔太外野手(24)と才木浩人投手(25)も到着した。巨人岡本和や日本ハム万波ら辞退者が相次いだ今大会。昨年のアジアプロ野球チャンピオンシップに続く代表選出となった森下は、中軸候補として早くも自覚たっぷりだ。

   ◇   ◇   ◇

ビッシリ決まったスーツ姿で、森下が宮崎に降り立った。多数のファンに出迎えられ、空港は到着前から歓迎ムード。周囲からの期待感をヒシヒシと受け止めながら堂々と歩を進めた。

「自分の中では辞退者が出ても、やるべきことは変わらずにやっていきたい。変わりなく、スタメンで出る機会が増えるなら自分にとってプラス。チャンスがあれば結果を出したい」

巨人岡本和や日本ハム万波ら主力級が相次いで辞退を余儀なくされた今大会。中軸候補として期待は大きい。昨年11月のアジアプロ野球チャンピオンシップで侍ジャパン初選出。大会ベストナインに選ばれ、中心メンバーとして優勝に貢献した。「やるからには世界一を目指すしかない」と強い決意で臨むプレミア12。中心に立ち、チームをけん引するつもりだ。

26年にはWBCも控える。結果を残して侍ジャパン常連となれば、自ずとWBCメンバー入りへの道も開ける。2月の阪神宜野座キャンプでは視察した井端監督から「短期決戦では間違いなく必要な選手かなと思っています」と高評価された。今回も信頼をガッチリつかみたいところだ。

12球団のトップ選手らが集まる日本代表。相手チームにも各国の強敵がそろい、1戦1戦が自身の成長にもつながっていく。

「12球団の選手たちと同じチームでやる機会も年に1回しかないので。そういう機会をプラスに働かせて、来シーズンに何か生かせられるものがあったらいい。その中で世界一を目指してやりたい」

阪神の秋季練習では普段守らない左翼守備にも挑戦。貪欲に出場機会を広げるため、調整を続けてきた。才木とともに臨む貴重な国際大会。進化を遂げ、虎に還元する。【波部俊之介】

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