オリックスのドラフト1位富士大・麦谷祐介外野手(22)が28日、岩手県花巻市内の同大で指名あいさつを受けた。あいさつにはオリックス福良淳一ゼネラルマネジャーや岡崎大輔スカウトら4人が訪れた。麦谷は終始緊張した面持ちだったが、時折笑顔も見られた。「(ドラフト)当日は実感がなかったが、指名あいさつに来ていただいて、実感ともに自覚が沸きました」と口にした。「『1年目からレギュラーを狙える選手』と言っていただいたので、今日から胸に刻んで練習していきたいと思います」と意気込んだ。
走攻守の3拍子がそろう外野手は、3季ぶりの優勝を果たした今秋リーグ戦でベストナイン、最多盗塁賞、最多打点賞、最多本塁打賞、優秀選手賞を獲得。さらに、前日27日に行われた明治神宮大会の東北代表決定戦を制し、2年連続6度目の本戦出場に貢献した。
岡崎スカウトからは「走攻守そろった開幕スタメンを狙える選手となった際に『麦谷選手』が最適かなと思い1位指名させていただきました」と即戦力選手としての期待を寄せた。