クラシコでのバルセロナのスペイン代表FWヤマル(17)への人種差別的侮辱に対し、レアル・マドリードが法的措置を講じることを発表した。
26日にサンティアゴ・ベルナベウで行われたRマドリードーバルセロナの後半32分、ヤマルが試合を決める3点目を記録した後にゴールを祝福した際、スタンドから人種差別を伴う罵声が飛び交った。そのもようは動画に収められ、SNSを通じて拡散された。
Rマドリードはこの事態を受け、試合翌日の27日に公式声明を発表。遺憾の意を表し、「適切な処罰および法的措置を講じるため、それらの卑劣で嘆かわしい侮辱的行為をした人物の居場所を探し、身元を特定するための調査を開始した」と厳しく対処することを訴えた。
スペインリーグも同様に、「バルセロナの選手たちが受けた侮辱や人種差別的な行為に対して、直ちに国家警察の情報局ヘイトクライム課に告発する予定である」と即座に対応することを表明している。
サンティアゴ・ベルナベウには多くのカメラが設置されているため、犯人特定は時間の問題だと考えられている。(高橋智行通信員)