<明治安田J2:栃木0-1清水>◇27日◇第36節◇カンセキ
J2清水エスパルスが3季ぶりのJ1復帰をつかんだ。アウェーで栃木Cを破って、今季2試合を残してJ1自動昇格圏の2位以内を確定させた。
昨季は、勝てばJ1自動昇格を決めることができたリーグ最終節のアウェー水戸ホーリーホック戦で、まさかの1-1ドロー。2位から4位に転落していた。回ったJ1昇格プレーオフでも、決勝で東京ヴェルディに1点リードの後半追加タイムに追いつかれ、ほぼ手中に収めていたJ1昇格を2度もこぼす屈辱を味わっていた。
今季も率いる秋葉忠宏監督は、見事に宿願成就。この日は、愛弟子のDF住吉ジェラニレーションが昇格弾を決めて、泣いてきた1点を手にして守り抜いた。超絶、熱く「This is FootBall」と叫ぶ監督の、試合後の一問一答は次の通り。
【秋葉監督】
-まずは監督の声を聞かせてください
まずは、最低限の今年目標にしているところには到達できましたから、ただ、まだ、あと2つ、我々はチャンピオンになって昇格するんだという話はしていますんで。まだ何も勝ち得てないので。あと2つ、しっかり優勝して、チャンピオンになって、タイトルにこだわって、昇格したいと思います。
-前半、ボールを持たれる難しい立ち上がり
栃木さんの圧がものすごかったですし、ただそこをうまくしのげたこと、あとはもう、あれが90分続くとは思わなかったので。ただもう少しだけ、ハイサイドだったり背後のボールが増えてもいいかなと思いましたけど、ちょっとお付き合いしちゃったな、苦しかったなって思ってます。
-ハーフタイムには何か活を
いやいや、よくしのいだということと、90分、あのペースは持たないと思いましたので。最後は、どう冷静に仕留めるか。どう相手のウイーク(弱点)を突くか。セットプレーでしたけど選手がゴールをもぎ取ってくれたところに、成長を感じるなと思います。
-教え子の住吉選手が決めました
いやもう、素晴らしい選手がエスパルスに来てくれましたから。でも彼は分かりませんから。レンタルから完全になるように、しっかりまた頑張ってほしいと思います。
-あと2試合
あと2試合ホームで我々戦うことができますんで、ましてや前節、ホームで初めて敗戦しましたから、もう2度とああいうことがないように、必ず2つホームで勝って、チャンピオンになって、昇格したいと思います。